本格的なダイビングシーズンを迎える前や旅行先でダイビングを楽しみたいと考えているのなら絶対にマスターしておきたいのが、トロトロしない器材セッティングです。海に到着したらエリアや気候によっても異なりますがまずすることはウエットスーツやドライスーツを全身ではなく半身着て海辺へ向かいます。海辺ではたいていタンクをサービス側が用意してくれているので、まずはBCとレギュレーターをタンクにつけ、先にBCのタンクベルトを通すところから始めます。タンクベルトはタンクのボトルネックの高さとBCの背首の高さが同じようにしておくとちょうどよく、タンクベルトが低いとダイビングに頭にぶつかるので要注意です。
次にレギュレーターは慣れていないとどっち向きにつけたらいいのかわからなくなるのでセカンドステージは右でゲージは左と覚えておきます。オクトパスもゲージも同時に右側につけることがないよう、わからなければ安全のためにも教えてもらうようにします。また、インフレーターホースに中圧ホースを接続したらタンクのバルブを開いて残圧チェックを行うようにし、今どきの残圧計が爆発することはないですが念のためゲージ面を下にしてバルブを開くようにすると安心です。タンクをセットしたBCはかなり重量があります。
ベンチ式になったダイビングボードなら自分でも背負えますが段差も何もないようなところなら無理は禁物なのでバディ同士で助け合って背負うようにします。