ダイビングをしていると潜るたびに残圧50以下となり、インストラクターの人の呼吸に合わせてみようとしても、決して慌てているわけでもバタバタしているわけでもないのに無意識的に呼吸がはやいということがあります。こうしたエアの消費に関してはダイビング初心者の多くが最初にぶつかるものです。肺活量の違いによるエアの消費はどうしても避けることはできませんが、ダイビングスキルの向上にともなって消費量はだんだんと少なくなってきます。本数を重ねていくことで自分のダイビングスキルに自信が持てるようになり水中でストレスを感じることなく楽しんでいけるようになるものです。
実はこのストレスがエアの消費に深くかかわっているので、まずはエアの消費を抑えようと考えるのではなく水中でリラックスできるダイビングスキルを身につけることが近道です。また、ゆっくりと進むときに力を使わずに進む泳法であるあおり足を覚えておくと便利です。通常のバタ足は脚力で体を推定に保たせることが可能ですがあおり足は中性浮力ができていることが前提になります。うつ伏せで中性浮力を維持したまま足を動かすことであおり足ができるようになります。
最初はフィンの先端が真後ろになるように足首を伸ばし、ひざと足首を軽く曲げながら足を両サイドに広げそのまま元の位置に戻す順序です。この足を戻す時に足の裏の面で水をとらえるように心がけるとうまくあおり足ができるようになります。